ゼジューラに関して

薬剤師

仕事場が大きな病院の前に移動になってから

抗がん剤を触る機会が多くなり

ますますしっかり勉強しないといけないなと

思う毎日です

そんな中でも2020年11月20日に発売になった

ゼジューラカプセルが処方されたので勉強してみました

商品名ゼジューラ
成分名ニラパリブ
規格100mgCap
適応・卵巣がんにおける初回化学療法後の維持療法
・白金系抗悪性腫瘍剤感受性の再発卵巣がんにおける維持療法
・白金系抗悪性腫瘍剤感受性の相同組換え修復欠損を有する再発卵巣がん
用法用量通常、成人にはニラパリブとして1 日1 回200 mg を経口投与する。
ただし、本剤初回投与前の体重が77 kg 以上かつ
血小板数が150,000/μL 以上の成人には
ニラパリブとして1 日1 回300 mg を経口投与する。
なお、患者の状態により適宜減量する。

基本情報は上記になり

作用機序はPARP阻害薬で

国内では2製品目になります

詳しい作用機序などは新薬情報オンラインで閲覧してみてください

新薬情報オンライン

薬局で取り扱うにあたって注意しなければならないのは

1錠あたりの値段が10,370.20円

1日薬価が20,740.40円と

超絶高額薬剤であるということ

そして

冷所保管品

そう返品できないです

抗がん剤の商品で冷所って

経営者からすると勘弁してくれとなりますよね

うちの薬局では卸担当が先生と連携をとってくれており

患者受診週の月曜日に納品してもらい

金曜日までに出なければ回収してもらう

といった対応をしてもらっています

皆さんの薬局ではどうされているのでしょうか?

また先日勉強会も開いてもらったのですが

最初の1ヶ月は血小板減少が出るようで

受診もそれに合わせた1週間に1度に

血液検査をして観察しているそう

1ヶ月後に血小板は元に戻っていくそうです

また患者さんから聞いたのですが

卵巣がんでの治療は再発することが多く

これからの人生でずっと付き合っていかなければ

いけない病気だそうです

新しい治療薬が発売され

選択肢が広がることはすごく患者さんにとっていいこと

だと思いますが

高額な商品になり

薬局の営業にも響くと思いますので

それに向けての対策もしっかりしなければいけないと思います

ではでは

コメント

タイトルとURLをコピーしました